2017-01-01から1年間の記事一覧

息子の介護

母です。 10代のころ,有吉佐和子の『恍惚の人』を読み,嫁が認知症になった舅の排泄物に振り回される話に衝撃を受けた。 同じころ,私の母は,父方の祖母の世話をするために遠方の土地に何度も出かけていた。母は,自宅で寝たきりになっても施設入所を拒否…

西加奈子

この人の小説には,極端なキャラクターの人たちが次々に登場する。 めちゃくちゃな人たちやなあと思いつつ,どの人物にも自分や身近な人と似ている部分があって,引き込まれてしまう。 『サラバ』があまりに面白かったので,『サクラ』にも手を出した。 いず…

湖畔荘 ケイト・モートン

期待通りだった。上下巻を一挙に読んでしまった。 舞台はイギリスのコーンウォールという田舎町とロンドン,1930年代と2000年代を行きしつつ進む話の行く先が気になってしかたがない。 主な登場人物は,コーンウォールの広大な敷地で富裕な生活を営む家族の…

海外のサスペンス

小説を読むのは息をするように自然なこと。昔から,いつも現実の世界と小説の世界を行きつ戻りつしていた。 最近は,海外のサスペンスを楽しむことが多い。 今,読みかけているのは,『湖畔荘』。 ケイト・モートンという女性によるイギリスのコーンウォール…

第2弾「母の本」も開設!

母と娘のブログを始めてみたら案外はまったので、 本の虫・母に本のブログも書いてもらうことにしました。 信じられないペースでぐんぐん本を読みつくす母の頭の中を少しおすそ分けしてもらいましょう。 母さん、こちらもよろしくね。